ブレーンストーミングにおいてアイディアをまとめる方法

  • 2021年6月14日

こんにちは。

セカンドセレクションのYukikoです。

先日、社内の親睦会イベントで行われた「アイディア発表会」で、自分のチームが1位を獲得しました!!また、後日社員の方々から「アイディア発表会で、オープンマインドを感じました」とコメントをもらい大変うれしかったです。

話し合いの際にチームの意見を受け入れつつまとめあげる、いわゆる「ブレーンストーミング」が上手くいったと手ごたえを感じました。そこで今回は、ブレーンストーミングでアイディアをまとめるコツを、体験談をふまえながらご紹介します。

 

〇セカンドセレクションのアイディア発表会とは

社員の交流を深めることを目的に、事前にきめられたテーマに対して考えた個人のアイディアを、チームでまとめてチーム毎に発表するイベントです。豪華景品がたくさん用意された楽しい発表会でした。セカンドセレクションの親睦会についてはこちらの記事を合わせてお読みください。

※私は優勝景品としてお米をいただきました✨

 

ブレーンストーミングとは?

〇定義
ブレーンストーミングとは、新しいアイディアを引き出すための会議手法のひとつです。

自由に、批判せずにアイディアを出し合うことで、アイディアを創出できるという考えに基づいています。1950年ごろに米国で考案されたので、70年近くの歴史がある方法です。

〇基本原則
ブレーンストーミングでは、以下の4つの規則が定められています。
・アイディアを批判しない
・自由奔放な発言を歓迎する
・アイディアの質より量を重視する
・アイディアを統合し、発展させる

一般的な会議のイメージにくらべ、かなり開放的な話し合いであることが分かります。

ブレーンストーミングのメリットとデメリットについて

メリット

  1. 新しいアイディアの発見
    ブレーンストーミングは、複数人が自由に意見を交換しアイディアを統合発展させていきます。そのため1人では思いつかないようなアイディアを、比較的簡単に生みだすことができます。
  2. 個人の能力向上
    個人のアイディアは、その人が持っている知識や思考の塊です。意見交換するなかで刺激を受け、個人の能力の向上のきっかけとなります。
  3. メンバー間での親交が深まる
    ブレーンストーミングでは、目的を共有し、相手の意見を尊重します。それは、相手への理解につながり、普段の業務でのコミュニケーションの円滑に役立ちます。

デメリット

  1. 言いたいことを言うだけの場になる
    自由奔放な発言を歓迎しているため、役に立つアイディアが出てこなかったり、とりとめのない雑談で終わってしまったりなどの可能性があります。
  2. アイディアが出ない
    複数人で話し合っていると、チーム全体が似たような思考に固執してしまい、創造的なアイディアが出なくなることがあります。

ブレーンストーミングのデメリットは主に、話し合いが進まないことによるものです。最小限に抑えるためには、進行役がいかにうまく立ち回れるかがカギと考えられます。

ブレーンストーミングの3つのコツ

ブレーンストーミングの成功させるためには、基本原則だけでなく、進行のコツをおさえることが重要です。次は、ブレーンストーミングの進行するコツを、実際のチーム内の進行を踏まえながらご紹介します。

時間制限を明示する

まず、アイディア出しにどれくらい時間をかければいいのか、そのほかにどのような作業が必要なのかを明示しましょう。そうすることで、メリハリがつきメンバーは集中して取り組むことができます。

アイディア発表会では、意見のまとめから発表資料作りまで2時間が用意されていました。
したがって、意見交換の前にメンバーに以下の時間配分で進めることを提示しました。

※発表会のスケジュールは以下の通り

  1. 発表者決め 5分
  2. アイディア出し約1時間
  3. まとめ・発表資料作成30分
  4. 発表の練習30分

目的を決定する

次に、何のための場であるかを伝え、どのような方針でアイディアをまとめるかを決めましょう。目的を1つに絞ることで、意見の散らかりを防ぐことができます。

アイディア発表会では、時間配分を提示したあと、事前に考えた各々のアイディアを元にどのような方針でまとめるかをチームで相談しました。事前に考えてきたメンバーのアイディアは以下です。

Yukiko:「やわらかい車」
Aさん:「場所を選ばず仕事をする方法」
Bさん:「時間を選ばず仕事をする方法」
Cさん:「ストレスを計測して仕事のモチベーションとの関連を分析」

“ストレスフリー”,“癒し”というキーワードでまとめられそうということで、これらを軸にまとめることを決定しました。キーワードを決めることで、話し合いで度々起きる目的のズレを、メンバーで認識することができました。

雑談を聞き逃さない


アイディアを出し合っている最中は「アイディア」だけでなく、メンバーの雑談・つぶやきも聞き逃さないようにしましょう。それらが、話し合いの方針のヒントとなりうるからです。

発表会では、「やわからい車」をベースに、メンバー全員のアイディアを集約させる方針になりました。さらに、外敵から身を守る、宇宙遊泳可能というアイディアも付け加えることになりましたが……。以下のような雑談で盛り上がったので、それを話し合いの舵取りに利用しました。

 

『なんかガ〇ダムみたいになってきたね』
「本当ですね」と笑いつつ、機能性面のアイディアが飽和しており、本来の「癒し・ストレスフリー」からはずれていたことも感じました。したがって、性能面の付け加えは一旦ストップすることにしました。

『苦手なものがあると愛着わくよね』
性能面の付け加えを止めて、次はどうしようとホワイトボードを眺めていたときのメンバーのひとことでした。非常に高性能な設定の車でしたが、「水が苦手」という特徴が当初上がっていたためです。

このひとことを起点に、キャラクターの肉付けに話の方向を持っていきました。結果、人間の言葉をしゃべることができない、目はあるけど口はない、といった愛嬌を加えることができました。

まとめ

今回紹介した「ブレーンストーミングのコツ」について再度まとめます。

  1. 時間制限を明示する
  2. 目的を決定する
  3. 雑談を聞き逃さない

アイディア発表会におけるチームでの成功は、「ブレーンストーミング」の進め方に則ったからだけではありません。各メンバーの積極的な意見交換や発表者のプレゼンテーション能力があってこその1位です。

アイディアを1つに集約できたことで、それらを遺憾なく発揮できたと感じています。また、さまざまな意見を聞くなかで、自分の知らない知識や考え方も増えました。
みなさまも複数人のアイディアをまとめる機会があれば、ぜひ参考にしてください。

 

長文読んでいただきありがとうございました。

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