こんにちは
株式会社セカンドセレクション代表の井村です。
皆さん、普段は会社や自宅でインターネットを使っていますね。
当たり前に使っているネットには、Linuxで標準とされている技術が使われています。
今回は、その1つである「ipマスカレード」についてお話をします。
1.はじめに
ipマスカレードは、オフィスや自宅で利用しているルーター内でなくてはならない技術です。 インターネットのグローバルアドレスと内部のローカルネットアドレスを変換する事をNAT(Network Address Translation )と呼びます。
これは、ipアドレスだけでなく、ポート番号を含めて変換する技術です。
一般的にNATの技術は良く利用されていますが、Linux内に実装された機能をipマスカレードという名称がつきました。
これは、ipアドレスだけでなく、ポート番号を含めて変換する技術です。
一般的にNATの技術は良く利用されていますが、Linux内に実装された機能をipマスカレードという名称がつきました。
2.便利機能
この技術があることで、社内や自宅のPCが、外の世界とつながってもユニークな接続ができるのでセキュリティを守られているのですね。ほんとすごい技術です。 ipアドレスもipv4からipv6になりましたが、この技術がなければインターネットもこれだけ世界で共通のインターフェースにはならなかったと思います。
マスカレードとは「仮面舞踏会」という意味があり言葉としてはよくないですが、成り替るという意味がこめられているようです。
3.応用例
実はこの技術を使った弊社の製品が、Wallabyになります。Wallabyは、ルーターのように1か所で利用するという目的から、それを遠隔地という場所に広めた製品になり今では当たり前になっているかもしれないですが、遠隔監視システムの原理にもなっています。すなわち、A点からのB点にいくために、サーバを経由するのですが、A点とサーバのアドレス変換とサーバとB点とのアドレス変換を同時に実施することで仮想の接続が実現できるという仕組みです。
10年前に考えてVPNとして製品化しましたが、その時点で狙った市場がFAだったので、まったく反応なかったですね。やはり技術だけでは成功しない、マーケットをプラスしたベネフィットが必要ですね。
4.最後に
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