こんにちは
セカンドセレクションの井村です。
ソフトウェア開発事業に携わって40年の技術系エンジニアの経営者です。
今回は、コロナ禍におけるニューノーマル時代に必要となる「時代に追従するデジタル技術」について事例を使って説明させて頂きます。
経営者が抱える課題はいろいろとありますね。しかし、現状を正しく把握する事が大切ですので、まずはデジタル化をすすめたい。
でも、現在のデジタル化の波の中、IoTやAIそしてDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が蔓延っています。
新しい概念が日々出てきて、いったいどこから手を付ければよいのかわからないとお嘆きの経営者を多く見かけます。そんな経営者の方に朗報です。今からでも間に合うIoT活用をご紹介します。
時代に追従できるデジタル技術とは
たとえば、高価な生産設備を長年使っており、生産データは機器の中で収集している。機器の状態は機器の前の監視盤で見ればわかる。
また、既存のシステムのプログラムのドキュメントは何も残っておらず、新しいIoTをどうやって入れたら良いかわからない。という現場があったとします。
そこに役立つのが、時代に追従できるソフトウェア技術です。
時代に追従できるとは、「過去の技術」と「新しい技術」の両方が利用することで課題の解決をするという事です。
すなわち、過去の技術を使い機器からデータを抜き出す事ができます。
新しい技術を使いクラウドへのデータを送り、クラウドにデータを貯める事ができます。
これらの両方を取り持つ安価なゲートウエア装置(上図 ※1)をご提供します。
何故良いのか?
下記のような事でお悩みの経営者はおられませんでしょうか?
「既存システムを入替えないとIoTは入れれない、そのため設備投資でコストがかかるので無理だ。」
しかし、時代に追従できるソフトウェア技術があれば、既存のシステム資産をそのまま再利用することができます。
既存のシステムを再利用できれば投資コストを抑制できます。
また、今まではシステム開発には莫大な費用がかかりました。しかし今では、データの蓄積やセキュリティやシステム安全性などを、クラウドにお任せすることができます。そうすると自動化で重要なデータの再利用に人とコストを向けることができます。
大切な予算を既存メーカのシステム構築費用ではなく、課題解決に活用する事ができます。
また、クラウドを利用する事で付加価値が生まれてきます。
具体的な事例は?
私たちの会社は、2015年よりエネルギーに関連するソフトウェア開発事業を行ってきました。
一般的には、EMS(エネルギー・マネージメント・システム)といいますが、エネルギー自由化の波に流されながらシステムを開発してきました。
EMSも時代と共に求めるニーズが高度化し、マシン性能がどんどん向上します。すると安価で数十倍の性能の機械が出始めて、あっという間にサーバの機器が時代遅れとなります。
今までの堅牢なシステムは、大手のメーカに依頼すると、高価なサーバシステムに監視システムを入れ、2重構造で24時間監視をしてきました。しかしクラウドを利用することで、安全性や可搬性が向上し、将来への設備投資が抑制できるのです。
私たちは、追従できるソフトウェア技術を活用し、3年かけて地域に分散した電力システムを集約するデータウェアハウスシステムの再編をしました。また、2年以上かけて太陽光発電のFIT事業に必要なゲートウェイ装置のソフトウェア開発をしました。
私たちの提案
しかし、クラウドをどう使えば良いかわからないので手が出ない。という声もお聞きします。
今からでも間に合います。私たちは、過去から利用されている古い機械からデータを抜き出し、情報に変化させます。機械からのデータをクラウドへ送信し蓄積します。
これらの技術の中核には、ゲートウェイ装置のソフトウェアがあります。
ゲートウェイ装置にて、収集したデータの意味を見つけて監視、障害を早期に発見する事ができます。
私たちは、古い設備からデータを抜き出す技術から、最新のクラウドにデータを蓄積、見える化する技術を保有し、顧客のお困りごとに対応してまいりました。
私たちはいつも、お客様の立場に立ち時代の流れに沿った、最適な技術提案でシステム構築をしています。
時代に追従できるソフトウェア技術の効果は?
お客様毎にニーズは違いますが、総じて下記の効果があります。
1.過去からの設備を継続して利用できるため、設備投資が抑制できる。
2.設備の重要なデータを監視し、障害発生を検知することで人員の効率化ができる。
3.クラウドにデータを蓄積することで、遠隔地から生産データをリアルタイムで見れる。
4.遠隔監視ができれば、人間は別の知恵を出す仕事ができる。
まとめ
時代に追従できるソフトウェア技術を活用することで、改善できなかったシステムを蘇らせることができます。
今までも、これからも利用していく機器を蘇らせるには、古いソフトウェア技術が必要となります。データを取り出し情報化し、クラウドに蓄積するには、新しい技術が必要となります。クラウドで見える化することで、価値に代わります。
弊社は、その両方とクラウド技術と見える化技術の全てをお客様の為に提供します。
まずは、お気軽にご相談を頂ければ無料でお見積もりをさせて頂きます。
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※1 ゲートウェイ装置とは、古い設備からデータを収集し、クラウドが受け取れるデータの形式に変換してデータを送信する装置の総称です。もちろん、遠隔地からの指示を受け取り、古い設備への命令を実行することもできる双方向のデジタル機器です。